Dance with Byunghun

BHssiに踊らされる私とその日常生活を紹介します

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『夏物語』と音楽

映画と音楽はとても密接な関係にあります。

070220-01.jpg

登場人物の心情を表現したり、状況をより一層ロマンチックにしたり恐ろしくしたり。
メインテーマが流れると、これが何か重要なシーンになるのかな?とストーリーを追う上でも必要なアイテムになってきたりします。

音楽の専門家でもないし、詳しく調べたりしたわけではありません。
ただ、『夏物語』の音楽は私の琴線をくすぐって、涙を誘う重要アイテムなので、いろいろ思ったことを映画の感想の一部として記録したいと思います。

以下、か~な~り長いです。
ネタバレあり^^


『夏物語』のOSTを聞いていてもメインに使われているのは2曲。
前半は曲調が多少アレンジが加わってアップテンポ気味だったりゆっくり落ち着いた早さだったりしますが、サビの部分は同じです。
5音飛ばしの弾む感じ。
楽しい村の様子、ソギョンがジョンインを好きになっていくドキドキする気持ちが穏やかに表現されていると思います。

一転して後半は二人が別れと出会いを繰り返すところになった途端、曲調がガラリと変わり、音の動きがめまぐるしく動き、見ている私たちの心を揺さぶられ、クライマックスの駅での別れのシーンにつながるのだと思います。
特に後半、
 ・林の中で再開する場面
 ・取調室で別れ際に抱きしめる場面
 ・拘置所から出てきたジョンインを再び抱きしめる場面
全て同じ音楽が使われています。

「ずっと君の側にいるよ」
「もう君の手を離さない」
というソギョンの言葉の中にも悲しい別れの中にも次につながる救いのようなものを感じながらジョンインとソギョンの揺れる思いを表しているのかなと思ってました。

それなのに駅で手を離してしまったソギョン。
振り返りってジョンインに「笑って」と合図を送るソギョンとそれに答えて笑顔で手を振るジョンインにほっと一安心・・・

と思ったらいきなり消えてしまうジョンイン。

唖然として声もなくジョンインを探し回るソギョンが床に座り込んでしまうのですが、その時のBGMも同じです。

悲しげに泣くバイオリンの音色が動揺するソギョンの心の内を表現し、ついには床にへたり込むソギョン。
同じ曲を使っているのだから、何か次につながるものはないのか?
そんな辛い気持ちでいっぱいになり、涙がこぼれるのです。

全てはソギョンの若さゆえ?
現実の厳しさを知らなかったせい?

人生の終わりにしてついにジョンインに出会えたソギョン。

彼の気持ちを救ってくれるのが、韓国版のエンディング、“Yesterday When I was Young”なのではないでしょうか?
この歌の歌詞にこそ、ソギョンへの救いの道が記されていると感じました。

「僕が若い頃、人生は舌に触れる雨水のように甘く感じた」
「舌にこぼれる涙はほろ苦く、僕にとって今は過ぎた青春の日々を報いるべき時間なんだ」

(Korea Interview Special editionより)
という歌詞。
ジョンインを喜ばせようと必死になって若い頃。
気がつけば何度もずぶ濡れになっていた若い頃。
そして晩年になってジョンインとの絆の石を見つけてそっと流す涙。
この曲の歌詞がどっしりと胸の中に響きます。

韓国版では、この曲は作品中2回流れています。

(私の記憶が正しければ)1回目はシナリオライターの教え子がソギョンの家を2度目訪れて、「ソウルに来た後の足取りが分かりません」と伝える場面。
ここでソギョンの部屋にこの曲が流れ、ソギョンはそっと窓を開けて雨の景色を見ているのでした。
そして2回目はこれに続く街でのシーン。
店先でジョンインが熱心に聴いている曲こそ、“Yesterday When I was Young”なのでした。
070220-02.jpg

恐らく、当時の流行歌だったことかと思います。
それを楽しげに聞くジョンインに見とれるソギョン。
ジョンインもまた彼のことを意識したきっかけになった時なのでしょう。
二人の思い出の曲、これをソギョンは別れてから何度も何度も聞いていたことと思います。
20070216011130.jpg
20070216011436.jpg

ジョンインの居場所へと向かう車の中、ソギョンは
「心配だ。彼女は寂しくなかっただろうか?苦しくなかっただろうか?」とつぶやきます。
ソギョンは生涯を通じて彼女のことを案じ続けていたのでしょう。
彼が人生最後になって彼女にしてあげること、それは、
「悲しい顔は見せないで笑って」
という彼女に最後の笑顔を見せることだったのでしょうね。
070220-03.jpg


いよいよ週末から韓国版の上映が始まります。
もう一度、ソギョンの気持ちを歌ったようなこの曲をエンディングで聴きながら、若くて果たせなかったソギョンの思いを噛み締めたいなあと思っています。



φ(..)メモメモ
日本版でソギョンとジョンインが耳を澄ましているシーンで流れている曲はビゼーが作曲した歌劇 『真珠採り』の中のアリア“耳に残る君の歌”です。
曲についてはこちらが詳しいかと。
漁師ナディールが尼僧レイラの声をもう一度聞きたいと切望し恋の思いを歌うテノールのアリアということですが、ソギョンがジョンインの歌をもう一度聞きたい!と願ったかどうか分かりませんが、ジョンインの歌声が耳に残っていたことは確かですね(*^^)v
まったく映画の話の筋から離れてる曲でもないのかなあと思ったり。

実はこの曲、どこかで聴いたことあるなあと思っていたのですが、お仲間さんに真珠とりの歌だよ、といわれてピンと来ました。
ジョニー・デップも出演の映画『耳に残るは君の歌声』の主題歌やん~(笑)

以上、長々とお付き合いありがとうございました。
この記事を書くにあたり、いろいろヒントを下さったともきちさんありがとう(^O^)/
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コメント

非公開コメントさんへ

こんばんわ^^
お元気でしょうか?
初コメントありがとうございます。
ちょっと気づくのが遅くてごめんなさいね。
日本を離れてらっしゃるということで映画館でじっくり味わうチャンスがないのが残念ですね。
でも、こうやって世界中の方々と一緒にBHssiのことや、映画についておしゃべりできて、本当にうれしいです。
ブログやってて良かったなあと思います。
また帰国されてからでもいつかどこかで大画面のソギョンを堪能できるといいですね。
これからもどうぞよろしく^^

  • 2007/02/28(水) 23:12:37 |
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  • 2007/02/27(火) 14:22:14 |
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コメントありがと^^

v-341 ともきちさんへ
こんにちは^^
それぞれ得意分野があるので、教えてもらって助かりました^^
感謝しています。
音楽監督さんへ、きっと「Yesterday~♪」に思い入れがあって使ったのだろうなあと思いますよ^^
また韓国版の感想も聞かせてください。

v-341 あかりさんへ
人それぞれ好きなツボが違うので、「夏物語」がピンと来ない人ももちろんいるでしょうね。
でも、遠征決定ですか^^?
楽しんできてくださいね~(^O^)/

v-341 viva!さんへ
最初に韓国版を見ると、日本版は何か足りないなあという気持ちになりますね。
日本版は、それなりに工夫されていて、もっと研究すればより味わい深く楽しめるのかと思います。
でも、何でもオリジナルを超えることは難しいですね。
韓国版、今から行ってきます~(^_-)-☆

  • 2007/02/24(土) 10:02:39 |
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そうそう~!

みみしゃさん、こんばんは^^

>人生の終わりにしてついにジョンインに出会えたソギョン。
彼の気持ちを救ってくれるのが、韓国版のエンディング、“Yesterday When I was Young”なのではないでしょうか?

ここんところに、特に激しく同意です(*≧m≦*)
胸が苦しくなるような悲恋ですが、最後のこの曲で
私は救われたようなキモチになってました。
二人の思い出の歌が最後に流れるのと、そうでないのとでは
鑑賞後に残る印象が全然違うと思うんですよね。
歌詞も映画にぴったりだし・・・
曲と同時にスネリ村での幸せな時間の回想シーンなんて
流れちゃったら、最高なのになぁ~ ←コテコテすぎ?^^;

OSTを聞いていると、若くて青いソギョンを思い出して
なんとも言えない気持ちになります。
ジョンインを待つ、収容所の外で・・・駅で・・・
人生で最大の決心をしてたんだろうになぁ(T_T)

韓国版、楽しみです~♪

  • 2007/02/24(土) 00:19:44 |
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  • viva! #
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決定!!

みみしゃさん、ご無沙汰しています。
「夏物語」は2度観ましたが、「甘い人生」に比べると、私的にはいまひとつ盛り上がりに欠けています。
でも、この音楽のことを読んで、韓国版をどうしても観たくなりました。
行くぞ~

  • 2007/02/23(金) 22:57:05 |
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  • あかり #
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音楽

記事、お疲れ様。みみしゃさんらしい、細かいことまでまとめてて、よくわかりました。ありがとう。わたしは、好みと関係なく、音楽が耳につくタチなので、映画やドラマの音楽はすごく大きいの。わたしも、日本版も考え抜かれてついた曲とおもいます。実際、エンドロールの曲も繰り返しよみがえるの。だからモトをより、知りたかったです。多分、見にいきます。

訳、2番?のほうの詩、かなりキツイですね、教授の心情に同化すると。これで涙でてきます。映画、教授がもっと中心にきたらよかったのにとおもってるからでしょうね。


  • 2007/02/23(金) 19:38:23 |
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コメントありがと^^

v-342 pontaさんへ
こんばんわ^^
私も「耳に残る~」を見たのだけど、すぐにはピンとこなかったよ。
っていうか、ジョニー・デップが出演してることすら、今頃知った次第です^^;
当時は映画に疎かった(笑)

v-342 みっきーさんへ
曲が差し変わっても、そうやって言ってくださる方がいるとうれしいですね。
あまり記憶にないんだけど、「耳に残る~」は内容の濃い映画だったような気がします。
友達に誘われて見にいったんだけど、なんだか重いなあと思った記憶があります。

v-342 ぽん太の母さんへ
博士って~(笑)
ただ、気になるといろいろ知りたくなって調べてるだけです。
自己満足だから結果はちょっと中途半端だったりするけど^^;
Rさん、しっかりとリサーチされててさすがだなあと感心しました。

v-342 非公開コメントさんへ
こんばんわ^^
お気持ち、しっかり受け止めました。
そして補足説明もありがとうございます<(_ _)>
私は日本版の音楽がいい加減に決められたものではないと思います。
最初に教え子が訪ねた時、「歌ってごらん」と言っていたようにソギョンにとってはジョンインとの大切な思い出だったことでしょう。
私はそれを象徴している曲がこのアリアこれだと思ったのですが・・・
またいろんなご意見をお待ちしています<(_ _)>

  • 2007/02/23(金) 00:51:34 |
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  • 2007/02/22(木) 14:21:20 |
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さすが みみしゃさん!

みみしゃさん こんばんは~

そうそう この電気やさんの前でジョンインが耳を傾けている曲
観ているときは、え~っとこの曲は・・・といつも気になっていながら
あのソギョンの顔の出現で
結局何の曲だか分からずじまいv-398

そして今日
RさんのC@feで、
あの部分も日本版で差し替えられた曲だったと知り
はて、何の曲とまたまた気になってましたv-342

きっと、「夏物語」博士のみみしゃさんなら
知ってるだろうなぁ~ とお邪魔してみたら
さっすが! みみしゃさん
あ~~すっきりしたv-218 ありがとう~~

  • 2007/02/21(水) 22:07:50 |
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  • ぽん太の母 #
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そうなのよね~

みみしゃさん、こんばんはv-22
先日、友達と「夏物語」見に行って、電気屋の曲の
話題になり、友達が「好きな映画の曲で、すごく感動した」
って言ってたのです~。
私は、その映画未見だったので全然、わからなかったんだけど・・・

あまり、この曲のこと話題になってないね~~。
今度、この映画見てみようかなv-223

  • 2007/02/21(水) 19:45:46 |
  • URL |
  • みっきー #
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そうだったんだぁ

みみしゃさん、こんばんは~
私は音楽には(にも?)うといので、わからなかったけど
日本版で2人が耳を傾けているのは「耳に残るは君の歌」だったのね~
なんか、すごーく懐かしくて、聞いたことあると思っていたんだけど・・
私のテイスト外なんだけど(爆)、実は「耳に残るは君の歌声」を見に行っていたのに^^;


  • 2007/02/21(水) 01:16:11 |
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  • ponta #
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